営業店マネジメント講座

講座の狙い

seminar_photo_2    リレーションシップバンキング実現、リスク管理態勢強化要請の中で、支店次席者には、ストアマネジメントの視点に立って、自律的に自店の運営統括を行うことが要求されます。
   従来、事務管理、リスクマネジメント、CS運動、接客マナー向上など、バラバラで行ってきた店舗運営の課題をどう統合して、これからの支店運営を行うべきか? そのための支店次長としてどのようなリーダーシップを発揮すべきか?などの課題が山積しています。
   本講座では、このような課題取り組み対して、トラブルや活性化の事例を題材に取り上げ、日常の事務管理の要所、現場リーダーシップの発揮、部下OJTの進め方など、グループ討議を通じて実践的な現場判断力の養成を心がけて指導いたします。

期間

   2日間

対象者

   営業店次席者

講座カリキュラム

第1日目

  1. 今、営業店次席者に求められるもの
    1. 金融検査マニュアルが求めるスキル「プロセス管理」
    2. コンプライアンス(法令等遵守態勢)と企業倫理
    3. 渋沢栄一と拓善の倫理観
    4. 職場革新の考え方
    5. 価値創造の組織づくり
  2. トラブル事例研究(魅力ある店づくりを考える)
    1. トラブル発生時の対応ポイント
    2. トラブル感応型の事務体制に必要な4つの要件
  3. 智恵が出る組織づくり
    1. シングル・ループ学習とダブルループ学習
    2. 改善・革新のマネジメントサイクル
    3. 改善・革新の活動領域
    4. 業務改善の問題発見
  4. プロセスのマネジメント・場のマネジメント
    1. マネジメントの姿勢
    2. 統制のマネジメントとプロセスのマネジメント
    3. プロセスのマネジメントの3要素

    第2日目

  5. 異業種に学ぶストアマネジメント
    1. 営業店を取り巻く環境の変化と管理者の役割
    2. 「魅力あるお店づくり」の発想
    3. テラースキル向上の視点
    4. プロセス管理によるCS向上の営業店づくり
  6. お店づくりのための支店次長の役割
    1. 商い空間実現のための方策
    2. お店づくりのための部下OJTの進め方
  7. お客様に信頼され、魅力ある店頭づくりを推進する
    1. 自店分析、課題シート記入
    2. グループ討議、発表とりまとめ準備
    3. グループ発表
  8. まとめ

受講者の方からのご意見ご感想

  • 今まで、自分が行ってきた事務管理のやり方や支店での運営方法が、結果の管理検証であり、プロセスの管理が具体的に行われていなかったことが今回の研修で分かり、がく然とした。
  • プロセスマネジメントの重要性が理解できた。その為にも、マネジメントスキルはトレーニングで習得できるものであり、現場の状況に応じて対応できるよう自己研鑽に努めなければならならない、という講師の話が印象的であった。
  • 職場の革新の話しについて、今後は職場の風土を構成する要素を自分なりに分析して、良い風土は残し、悪い風土は自ら提言して役職員全員で変革していく必要性を痛感した。
  • 今回の研修を通じて、今後我々に求められいるのは、結果重視よりもプロセス重視=プロセス管理であるということがよく理解できた。業績は、もちろん重要であるが、その結果以上にプロセスの重要性=どのようにして業績を達成したかが我々に求められているのだと思う。本研修では、具体例が使っての話しが多く、当座取引、為替取引、融資などトラブル対応事例研究、法令等規約の捉え方がよく理解できた。
  • 最近、職場の中で感じることは、みんな向いている方向が違っているように感じていました。従来のやり方では通用しないと云う時代がすぐそこまで来ている恐怖感を感じていました。本研修では、そんな自分の印象が間違っていなかったと確信できた。自分自身から、そして回りを変えて行かねばと思います。