少子高齢化の急速な進展は、産業経済構造、特に小売商業環境に大きな変化を与えています。近年、各地で小売商業者の激減による商店街や小売商業集積の弱体化が顕著となっています。
商店街が地域社会インフラとを構成する重要であると、再認識されていますが、その一方で、その組織運営や各会員個店運営に課題を抱えていることから、その取り組みが思うように進まない現実があります。
行政は、商店街活性化に向けてさまざまな支援策を講じていますが、その効果的な実行、成果がなかなか見えにくい状況にあります。
このような、金融マンにとってなじみが少ない商店街組織活動について、わかりやすく解説し、地域金融機関としてどのような役割が発揮できるか、商店街組織とどうつきあうべきか、等について、過去の事例紹介を踏まえて解説します。
半日
営業店融資渉外経験者、本部経営支援部担当者
- 商店街を取り巻く経済環境
- 商店街の沈滞、低落の原因
- 商店街組織とは日本固有のもの
- 「商店会」組織とその運営
- 「商店街振興組合」組織とその運営
- 商店街沈滞の真の原因
- 生き残る商店街・生き残る商店・生き残る地域金融機関
- ビジョンナリーマネジメントの徹底
- 機能別組織運営、トップダウン
- 地域との連携(NPO、コミュニティビジネス)
- 行政における商店街支援施策と金融機関の役割
- 活力ある商店街育成事業
- 東京都商店街空き店舗特別対策事業
- 「元気を出せ商店街」事業
- 中小商業活性化基金事業
- 国土交通省が実施する「地方における不動産証券化市場活性化事業」
- 事例紹介
- 秩父市みやのかわ商店街
- A県県庁所在地駅前商業活性化の取り組み
- B県C町地域商店街の再生事業の取組み
- 台東区上野谷中通商店街
- 杉並区阿佐谷パールセンター商店街